
制作背景
なぜ、我々はノベルゲーム制作に至ったか?
ある日の午後、俺(ルドルフ227)
とオセロット114
は映画の撮影が終わり、車を走らせていた。
道中、暇なのでいつも通り、漫画やアニメの話に花咲かせる二人。
注:写真はイメージです。
※HNKにようこそ!……引き籠りの主人公が友人とエロゲーを作ったりなんだかんだするネガティブ漫画。
ああ、あのネガティブさがいいよな。
青春を後ろ向きに突っ走る(笑)引篭もり描写がやけにリアルだし。
あれ絶対、作者引篭もりだった(笑)
まあ俺も似たようなもんだけどな。映画作ってないときは学校と部屋の往復だし。連休のときとかマジ悲惨。三日間、一歩も外でないとか。
そんなもんじゃね? 休みの日とか。俺もそんなんだし。
ダメじゃん、俺ら……。
友達にゲーム作らんかって誘われたんだよな、あれ見て。
ああ、作りたくなるよな。
結局やらんかったけどな。
何で?
だって話書けねえしー、絵描けねえしー。
俺、学校でシナリオの授業あったからある程度は書けるぞ。絵はお前、人よりは上手いから練習したらなんとかなるんじゃね?
でもエロゲーとか無理だろ俺ら。ぶっちゃけ、エロはあんまり描きたくないしなぁ。
うむむ……確かにエロはな。
同人で売れたってったら「月姫」が有名だけど、あれってどうなん?
詳しくは知らんけど、数万本は行ったって聞いたが……。
数万って、一本千円で売っても数千万じゃないか!
こりゃ、佐藤くんや山崎くんもエロゲー作るわ。
あと、「ひぐらしのなく頃に」とか最近流行ってるよな。
ああ、あれはなんかエロゲーじゃないみたいだぞ。
そうなん? 絵は萌え系だけど。
うん、ホラーらしい。やったことないけどさ。
なるほど、じゃあエロなくても良作はできるじゃないか。
そうだな。萌えでちょっとお色気シーン入れて、あとはストーリー勝負って感じで。
いけるな。
いけるね。
エロに頼らないストーリー重視……どんな話でいく?
アクションやりてぇ。
サウンドノベルでアクションかよ……。
まあ、アクションシーンも入れるということで。
じゃあ肝心の話はどうする?
うーん、その前に舞台を決めよう。現代か? 歴史ものか? 異世界ファンタジーか?
どうだなぁ。やっぱり現代がいいんじゃないか。設定考えなくていいし。
よし、じゃあT県S市を舞台にしよう。
ここかよw!
いいんじゃねえの、地域密着型ノベルゲーム。
S市民が見たら、マップが頭に展開できるようなw。
そうそう。
だが、ここを舞台にといっても、何を作れば……。
S市といえばやはり妖怪とか
愛らしいキャラ
が売りだろう。
今のでS市がどこか全国の人にわかったな……しかも後者はめちゃくちゃローカルだし。
ええい、妖怪でK太郎を連想するからいかんのだ。普通に妖怪を出す怪奇モノにしたらどうだ?
なるほど。S市に現れた妖怪共を相手に戦うバトルファンタジー。
そうだ、それならアクションも入れられる。
幸い、S市は妖怪が名産だけあって、その手の伝承は腐るほどあるからな。
その編と絡めていけば現代に妖怪を出すというのはさほど、無理なくできるだろう。
よし、じゃあそういう方向性で行くか。
うむ、そうしよう。
※ 弱冠の脚色がありますが、こんな感じのノリでゲーム制作は始りました。
